教養・歴史Book Review

『二〇二五年、日中企業格差 日本は中国の下請けになるか?』 評者・田代秀敏

著者 近藤大介(『週刊現代』編集次長) PHP研究所 880円

席巻する中国経済 日本はどう対処すべきか

 副題が示す通り、「アジアの国々は、日本を含めて、巨大な中国の経済ピラミッドの周囲を、まるで金魚がエサをもらうようにうろつく存在」となり、「二一世紀のアジアは、資本主義経済の日本に代わって、社会主義市場経済の中国が主導する」ようになりつつあると、著者は見る。

残り1163文字(全文1343文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事