マーケット・金融東奔政走

検察トップ人事への政治介入か 「パイプ役」に“異例”の定年延長=伊藤智永

黒川弘務東京高検検事長の定年延長の閣議決定は、衆院予算委員会でも焦点の一つに(国会内で2月3日)
黒川弘務東京高検検事長の定年延長の閣議決定は、衆院予算委員会でも焦点の一つに(国会内で2月3日)

 安倍官邸は検察のトップ人事に政治介入したのか──。検事総長に次ぐ検察ナンバー2の黒川弘務東京高検検事長が1月31日、定年退職(2月7日)の約1週間前、定年延長の閣議決定という異例の措置で8月7日まで半年間続投することになった。官邸の覚えめでたい黒川氏を、トップに昇格させるための強引な布石ではないのかと、国会でも野党が追及する騒ぎになった。

残り1911文字(全文2082文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事