カルチャー
ピックアップ
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特集ワイド
「令和のジョー」はどこに ちばてつやさんが語る創作秘話 もう一つあったラストシーン案
5/16 13:10注目の連載 2827文字立て……、立つんだジョー! この名セリフ、今のZ世代だって、一度は耳にしたことがあるのではないか。ボクシング漫画「あしたのジョー」。その連載終了から、はや51年。不屈のヒーロー、矢吹丈はやっぱり空前絶後の存在だ。そう思って、漫画を描いたちばてつやさん(85)を訪ねると、「令和の時代にはジョーはいな
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「Get Wild」聴き比べ 小室哲哉さんが明かすアレンジの秘密
5/16 11:00 2369文字「ぜいたくな実験にして名刺代わりだった」。シンセサイザーを駆使したサウンドがトレードマークの音楽家、小室哲哉さん(65)は2年前、初のオーケストラコンサートでアコースティック楽器と電子音を「共存」させる方法を会得した。今夏、第2弾の公演を控える小室さんにインタビューすると、代表曲「Get Wild
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電子音との共存重視 小室哲哉さんがオーケストラと目指すグルーブ感
5/15 11:00 2070文字この人が生み出したヒット曲は枚挙にいとまがない。シンセサイザーの電子的な音色を武器に、平成の音楽シーンを席巻した小室哲哉さん(65)。一度は音楽活動から引退したものの、世間はその才能を放っておかなかった。復帰宣言から3年、時代の最先端をひた走ってきたヒットメーカーが今、オーケストラとのコラボレーシ
新着記事
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松本潤さん、所属事務所からの独立発表 「さまざまな表現探求」
2024/5/16 23:01 237文字アイドルグループ「嵐」の松本潤さん(40)が16日夜、30日をもって所属する「STARTO ENTERTAINMENT」(スタートエンターテイメント)から個人の活動において独立すると発表した。嵐はエージェント契約を継続する。 松本さんは同社の公式サイトで「独立という新しい挑戦は、決して平たんな道で
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三島由紀夫賞に大田さん 山本周五郎賞は青崎さん
2024/5/16 22:15 290文字第37回三島由紀夫賞、山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が16日、東京都内で開かれ、三島賞は大田ステファニー歓人さん(28)の「みどりいせき」(集英社)に、山本賞は青崎有吾さん(32)の「地雷グリコ」(KADOKAWA)に贈られることが決まった。 大田さんは1995年、東京都生まれ。同作で
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高橋一生さんと飯豊まりえさん結婚 「岸辺露伴は動かない」で共演
2024/5/16 18:59 194文字俳優の高橋一生さん(43)と飯豊まりえさん(26)が結婚したと、それぞれの所属事務所が16日、公式サイトで発表した。 高橋さんと飯豊さんはNHKドラマ「岸辺露伴は動かない」で共演。それぞれ多数の映画やドラマで活躍している。 2人は連名で「一つの作品に参加させていただいたことがきっかけとなり、現場を
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キダ・タローさん死去 「無常の喪失感」 西田敏行さんらしのぶ
2024/5/16 18:42 441文字キダさんはテレビやラジオでも、温かい人柄と歯に衣(きぬ)着せぬ関西弁で人気を集めた。 「探偵!ナイトスクープ」で共演した俳優の西田敏行さんは所属事務所を通じて、「人生の大先輩ではありますが、可愛い、いとおしい人でした。無常の喪失感とさびしさに襲われています。今はただご冥福を祈ります」とコメントした
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豪快さの裏にある繊細さ 豊かなメロディー生んだキダ・タローさん
2024/5/16 18:34 877文字作曲を終えた時、キダさんにはいつも、奥歯に物が挟まったような感覚があったという。「もっとマシな曲が作れなかったのか」。スポーツ選手が「試合を楽しむ」と言うのを、好まなかった。「仕事が楽しいはずはない。好きだからやるんです」 作品数は自称「5000曲」。おなじみのメロディーを多く残した「浪花のモーツ
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「ハピネス」 ”過去の人”嶽本野ばらがタイトルに込めた思いとは
2024/5/16 15:00 1666文字「出版社の人からすれば、僕は『過去の人』なんですよ」。自虐ではなく、さらりと自然に出た言葉だった。自分の立ち位置を淡々と語るのは、かつて「乙女のカリスマ」と呼ばれるなど、一世を風靡(ふうび)した作家の嶽本(たけもと)野ばらさん。18年前の作品の映画化で再び注目が集まっているが、この作品には嶽本さん
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書の世界
道風記念館所蔵 現代の書優品展 巨人29人のエッセンス
2024/5/16 13:10 591文字「道風記念館所蔵 現代の書優品展」(7月15日まで、愛知・春日井市道風記念館)は、決して広くはない展示室を逆手にとって、現代の書の多彩な展開を一望できる構成となっている。文字通り「現代の書のエッセンス」を凝縮した展示だ。大字かな、漢字かな交じり書き、少字数書、前衛書など、幅広い表現を網羅していて、
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現在の周辺
『敗戦後論』論争の引き継ぎ方
2024/5/16 13:10 1581文字文芸評論家の加藤典洋さんが死去して、16日で丸5年になる。もうそんなにたつのか、という驚きとともに、『敗戦後論』(1997年、現在はちくま学芸文庫)の著者ならばウクライナやガザで戦争が続く現状をどう語るか、との問いも浮かぶ。最初に取材したのもこの本の話だった。 同書収載の三つの論文のうち、最初の「
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特集ワイド
「令和のジョー」はどこに ちばてつやさんが語る創作秘話 もう一つあったラストシーン案
2024/5/16 13:10注目の連載 2827文字立て……、立つんだジョー! この名セリフ、今のZ世代だって、一度は耳にしたことがあるのではないか。ボクシング漫画「あしたのジョー」。その連載終了から、はや51年。不屈のヒーロー、矢吹丈はやっぱり空前絶後の存在だ。そう思って、漫画を描いたちばてつやさん(85)を訪ねると、「令和の時代にはジョーはいな
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寄稿
連載小説「青嵐の旅人」を終えて 旅はまだ終わらない=天童荒太(作家)
2024/5/16 13:10 1446文字1年4カ月(463話)にわたる旅は、長いようで、あっという間でした。 ヒスイをはじめ登場人物は、文久2(1862)年春から慶応4(1868)年春まで6年の歳月を駆け抜けた事になります。260年あまり続いた江戸幕府が消滅し、明治という新しい世を迎えんとするまでの、まさに激動の6年間でした。 この旅を
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書展クリップ
第39回論古書展ほか
2024/5/16 13:10 299文字■第39回論古書展 17~19日、愛知・豊田市民文化会館A展示室 安藤豐邨さん「青山矗矗雪冠炫……」=写真[1]▽髙木松閣さん「量入爲出」=同[2]▽安藤尤京さん「鄰國相望鷄犬之聲相聞」▽中野華邱さん「臨姚孝経買地券」▽川口夕蓉さん「蒼松翠竹映斜暉……」など。 ■第57回弘玄展 17~19日、青森
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三毒狩り
/217 東山彰良 画 信濃八太郎
2024/5/16 13:10 939文字「おい、ありゃどうなっとるんじゃ?」鬼卒や亡者たちが事の重大さに気づき、おたがいへの遺恨も忘れて佟雨龍(とううりゅう)を指さした。「あいつ、まさか……おい、あの餓鬼、河を渡ってしまうぞ!」 物事はそんなふうにして、きわめてさりげなく起こった。どんなに探しても見つからなかったものが、探すのをやめたとた
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Topics
鈴木秀美が目指すもの 「通好みのレストラン」を 神戸市室内管弦楽団の新鮮な響きで
2024/5/16 13:10 1537文字音楽の世界でHIP(ヒップ)という言葉を目にした時、何を想像するだろうか。「ヒップホップ」のヒップは「トレンディー(流行の)」に近い意味を持つ英語のスラング。クラシックの領域では“Historically informed performance”つまり「歴史的知識に基づく演奏」を指す。世界的なバ
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寄席 貞鏡傳~一龍斎貞鏡ひとり会 心情届く「二度目の清書」=評・濱田元子
2024/5/16 13:10 725文字鏡板の老松を背に、りりしい芸が一層さえわたった。昨秋、真打ち昇進を果たした一龍斎貞鏡が、一人でみっちり3席を読み、力のほどを示した。 七代目貞山を祖父に、八代目貞山を父に持ち、高座姿は天賦の華が備わる。マクラで4人の子育てと芸の両輪のリアルを吐露するのも親近感が湧く。だが何と言っても貞鏡の魅力は、
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棋界新時代
「将棋めし」も勝負の一部 将棋 佐藤康光九段
2024/5/16 13:09 869文字最近は「観(み)る将(観る将棋ファン)」といわれる、将棋の棋力はそれほどでもないが、棋士や勝負の雰囲気が好きで中継などを見て楽しむ新しいファン層が増えた。タイトル戦の前夜祭や大盤解説会などでも来場者の半分以上は観る将、というケースも多く、裾野が広がりありがたいことだと感じている。 注目されているこ
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文楽 国立劇場「5月文楽公演」 和生のお筆が切なく=評・小玉祥子
2024/5/16 13:09 741文字A、Bのプログラムに分かれる。Aプロの軸は十一代目豊竹若太夫襲名披露。祝儀曲の「寿柱立万歳」、若太夫襲名披露「口上」に続いて「和田合戦女舞鶴」の三段目切(きり)にあたる披露狂言「市若初陣」。鎌倉幕府三代将軍源実朝治世下の和田合戦に材を取った悲劇。女武者の板額は二代将軍頼家の忘れ形見、公暁を助けるた
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「Get Wild」聴き比べ 小室哲哉さんが明かすアレンジの秘密
2024/5/16 11:00 2369文字「ぜいたくな実験にして名刺代わりだった」。シンセサイザーを駆使したサウンドがトレードマークの音楽家、小室哲哉さん(65)は2年前、初のオーケストラコンサートでアコースティック楽器と電子音を「共存」させる方法を会得した。今夏、第2弾の公演を控える小室さんにインタビューすると、代表曲「Get Wild
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芸能UP・TO・DATE
旧ジャニーズ起用、TV局で差 性加害「けじめ」評価分かれる
2024/5/16 02:01 2206文字旧ジャニーズ事務所(現「SMILE―UP.」=スマイルアップ)の創業者、故ジャニー喜多川氏による性加害問題を巡り、事務所が謝罪した昨秋以降、テレビ各局は、所属タレントの新規出演を見送るなど対応に追われた。半年以上が経過した現在、民放キー局の一部では、ドラマの主役での起用を再開するなど変化が見られる
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カンヌ国際映画祭
カンヌ映画祭が開幕
2024/5/16 02:01 367文字世界3大映画祭の一つ、第77回カンヌ国際映画祭が14日(日本時間15日未明)、フランス南部で開幕した。コンペティション部門にはフランシス・コッポラ監督の「メガロポリス」などが出品され、最高賞「パルムドール」を競う。日本作品の選出はなかった。審査員長は映画監督で俳優のグレタ・ガーウィグさんで、是枝裕
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季語刻々
夕風や白薔薇の花皆動く
2024/5/16 02:01 181文字◆昔 ◇夕風や白薔薇(ばら)の花皆動く 正岡子規 夕風に揺れる白バラがまるで今日一日の幸せや満足みたい。この句で思い出すことがある。わが家の娘が小学生のころ、学校で初めて習ったのがこの句だった。父の句の「三月の甘納豆のうふふふふ」を覚えていた娘は、子規と父の句の違いにがくぜんとしたという。先日、そ
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