掲載記事 17件
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「眩しさ」から分断国家へ 史実と実感で記す米国史=本村凌二
歴史書の棚
戦後すぐに生まれた団塊世代の青少年時代、アメリカは輝いていた。白黒テレビシリーズの『サーフサイド6』では、マイアミビーチを…
2020年11月27日
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あの大劇作家もまた為政者と無縁でない時代=本村凌二
歴史書の棚
「世界はすべてお芝居だ。男と女、とりどりに、すべて役者にすぎぬのだ」とは、シェイクスピアの有名な科白(せりふ)である。とはい…
2020年10月30日
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調和、公平、自立 時空をまたぐ哲学の旅へ=本村凌二
歴史書の棚
「思いに気をつけなさい、思いは言葉になります。言葉は行動になり、行動は習慣になり、習慣は性格になります。そして、性格は運命に…
2020年9月4日
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各時代の世界が一目瞭然 画期的な歴史地図に学ぶ=本村凌二
歴史書の棚
ときには掛け値なしに薦めたい本がある。今役立つだけでなく、一生にわたっていつでも使えそうな教養本でもある。DK社編著、スミ…
2020年7月24日
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古典古代史全体を渉猟 名著が文庫本で復活=本村凌二
歴史書の棚
人生のなかでは、想像もしなかった出来事に遭う。私事にわたるが、私はいわゆる東大受験生だった。ところが、1969年は、学園紛…
2020年6月26日
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歴史学的な見方の獲得へ 事例豊富な連続講義集=本村凌二
歴史書の棚
47歳の甥(おい)の誕生日に図書カードを贈ったら、「若いころ歴史に無関心だったが、このごろ面白くて、歴史本を買う」というメ…
2020年5月29日
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英国人の審美眼による格好の西洋美術史入門=本村凌二
歴史書の棚
「百聞は一見に如(し)かず」とは、海外に旅行したときしばしば肌身で感じる。スペイン南西岸のトラファルガー岬は、その沖合で、1…
2020年3月27日
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古代地中海文明に浸る 「知の巨人」の旅行記=本村凌二
歴史書の棚
この40年ほどの間、ほとんど毎年のように遺跡めぐりをしている。大方は専門研究の対象である地中海沿岸地域であり、オリエント、…
2020年1月31日
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イメージ先行の存在 真実に迫る画期的な書=本村凌二
歴史書の棚
ヴァイキングには略奪者の印象が強い。「角のついた兜(かぶと)をかぶった北欧の海賊」がユーラシア西北岸に出没するかのように語…
2020年1月3日
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宇宙誕生までさかのぼる人間の壮大な歴史と限界=本村凌二
歴史書の棚
「グローバル」という言葉が口にされるようになって久しい。人間、物資、情報が地球規模で交換・交流されるようになり、昨今、世界史…
2019年11月29日