池谷裕二氏
掲載記事 57件
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AI万能とAI嫌悪の狭間で 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 人工知能(AI)という魔法の言葉で、新たなビジネスチャンスをつかもうと躍起な企業が増えている。今や、量販店…
2024年9月30日
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個人と集団と生成AIと 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 生成AI(人工知能)は個人の創造性を向上させる一方で、集団全体の多様性を減少させる──。そんな研究結果が発…
2024年8月19日
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AI搭載自動兵器の禁止がためらわれる現実的な理由 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 国防分野でLAWSといえば「自律型致死兵器システム(Lethal Auto-nomous Weapons …
2024年6月3日
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臨床試験に進んだ体内ゲノム編集治療に注目 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いを説明できるだろうか。ゲノム編集は、直接DNAを切断してDNA配列に変異を…
2024年3月11日
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AIが美術史で新たな活躍 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 美術史でAI(人工知能)が新たな活躍を見せている。古今東西の絵画をAIに学習させることで、ヒトの目では分析…
2024年2月5日
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現役は多いが若手は減って成果も出ていない日本の科学界 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 日本はもはや科学立国ではない──。現役の科学者としてなんとなくそんな肌感があったが、2023年10月の国際…
2023年12月18日
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米国で脳死定義の拡張が提案された理由 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 ヒトの死には心臓死と脳死がある。かつて両者は同時に生じることが一般的だったが、1950年代に人工呼吸器など…
2023年10月2日
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AIによるデジタルメンタルヘルスの隆盛と脅威 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 ヒトはAI(人工知能)と心を通わせられるだろうか。昨今の生成AIはヒトと見まがうばかりの言葉を紡ぐ。時にヒ…
2023年8月28日
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量子コンピューターの実用化に光明 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 計算ミス──。学校のテストでは何度も泣かされたが、目下話題の計算ミスといえば量子コンピューターだろう。その…
2023年7月24日
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人口減少では先達の日韓は未来社会のモデルになれるか 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 2022年11月15日。国連が発表した予測モデルによると、この日、世界の総人口は80億人に達した。「小学生…
2023年1月4日
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AI将棋にAIカーリング、次はAIサッカー? 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 将棋や囲碁においてヒトを凌駕(りょうが)する人工知能(AI)が達成されて以降、次なる目標はスポーツに向けら…
2022年11月21日
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唯一の戦争被爆国に育った国民として知るべき学説 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 核戦争が勃発したら人類は絶滅する。核保有反対、核戦争反対。唯一の戦争被爆国に育った国民として声を大にして…
2022年10月24日
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AIの発明をAIが審査する日に向けて 池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 日本を代表する文学賞の一つ「星新一賞」に、今年初めて人工知能(AI)を使った作品が入賞した。AIが編み出し…
2022年9月26日
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社会的通念に縛られる科学は健全ではない=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 婦人運動は明治時代から歴史があるが、婦人参政権が成立するのは60年以上を経た1945年冬である。敗戦後の連…
2022年8月22日
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隔絶地を結ぶ医療用ドローンの試み=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 新型コロナウイルスの陰に隠れて、すっかり話題から消えたエボラウイルス。1976年にコンゴ民主共和国のエボラ…
2022年7月19日
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「制脳権」争いとしてのウクライナ侵略=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席「制脳権」という言葉を最近耳にする。要するに「世論操作」で、目新しい概念ではない。用語自体も10年ほど前から…
2022年6月20日
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顔認識AIのリスク踏まえた法的規制を
闘論席
池谷裕二の闘論席 人工知能の発達によって特に大きな進歩があったのは画像解析の分野。理由はシンプルだ。ディープラーニング(深層…
2022年5月23日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
中国農業農村部は今年1月、ゲノム編集された作物を承認するための新しいガイドライン概要を発表した。遺伝子組み換え作物の認可に…
2022年3月22日
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高騰するインスリン価格 製薬界も政界も患者ファーストでない米国=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 米国でのことだがと断ったうえで、同国に特有なインスリン事情について述べたい。インスリンは血糖値を下げるホル…
2022年2月21日
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時代遅れになった事実を尊重する態度=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 人は感情で動く。私は科学に従事する者として真実を重んじたいが、実社会では科学的真実は社会的真実にしばしば勝…
2022年1月24日
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ヒトよりイヌのほうが臭いに敏感というのは誤りだ=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 嗅覚の鋭い動物といえば、イヌを思い浮かべる方が多いだろう。警察犬や麻薬探知犬として活躍している。一説にはヒ…
2021年12月20日
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テレワークかリアルか 費用対効果の見極めは慎重に=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 コロナ禍におけるテレワークは、私たちに多くの気づきを与えた。リモートタスクやオンライン会議は、アイデア自体…
2021年11月22日
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トレードオフ関係にある人間の健康と地球の健康=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 先進国では健康リスクの第1位は、食事に関連したリスクである。つまり、食生活の管理は健康の維持への最短経路で…
2021年10月25日
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「ナノプラスチック粒子」のリスクは未知数だ
闘論席
池谷裕二の闘論席 マイクロプラスチックの環境問題は今や社会常識だ。レジ袋が有料化されるなど、日常にも変化がある。有料化は理念…
2021年9月27日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
池谷裕二の闘論席 史上最悪の感染症はペストだ。歴史的な大流行をみたのは中世。正確な犠牲者数は不明だが、1347年からの5年間…
2021年8月23日
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「遺伝子組換え蚊」を解き放つことは新たな駆除法となるか=池谷裕二
闘論席
池谷裕二の闘論席 ヤブ蚊の季節が到来した。不快なかゆみを引き起こす、あの黒白ストライプのヤブ蚊はヒトスジシマカという種だ。た…
2021年7月12日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
錠剤ではなくアプリが処方される将来は近い=池谷裕二 昨夏、日本初のプログラム医療機器CureApp(キュアアップ)が承認され…
2021年6月14日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
自律的に討論する人工知能(AI)が発表された。IBM社のスロニム博士らが3月に『ネイチャー』誌で公開した。 AIの得意分野…
2021年5月17日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
オンライン会議では目よりも耳を重視したプレゼンテーションを推奨したい。 ソーシャルディスタンスを確保するという社会要請から…
2021年4月12日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
新型コロナウイルスの感染拡大から1年がたった。当初の収束の予測時期を超え、現在でも猛威を振るっている。これほどの感染規模に…
2021年2月15日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
年末にIT関連のビッグニュースが飛び込んできた。中国の研究者が、新型の量子コンピューターの研究成果を米科学誌『サイエンス』…
2021年1月18日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
新型コロナウイルスの治療のために、世界で競うようにワクチン開発が進められている。 すでに臨床試験が入っているものもあり、連…
2020年11月16日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
人工知能(AI)の活用の一つに「文章」がある。小説や詩を自動執筆するAIはずいぶんと腕をあげているが、現時点ではまだ作家が…
2020年10月20日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
ニューノーマルという言葉をよく聞く。新型コロナウイルスの感染拡大をうけて、新しい生活スタイルや労働環境を余儀なくされている…
2020年8月24日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、異例の世界的な自粛が始まり早くも半年近くがたつ。歴史的に見れば、これまでにも人類は多…
2020年7月20日
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池谷裕二の闘論席
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イングランド出身の元サッカー選手ベッカムの私的メールが不正侵入されたとき、ベッカムは脅迫に屈せずに要求額を払わなかった。そ…
2020年6月22日
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池谷裕二
闘論席
「バカは風邪をひかない」という言葉は本来「バカは鈍感だから自分が風邪をひいたことにさえ気づかない」という意味だ。 現在ならで…
2020年5月25日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
近所に乗り捨てられたポンコツ車をのぞくと7匹の子猫がニャーニャーと甘えた声を出している。生まれて数日といったところか。母猫…
2020年4月20日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
TVゲームやSNS(交流サイト)などのデジタル技術は脳に悪影響があるだろうか。ゲームで遊ぶことで認知能力が高まるとするデー…
2020年3月23日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
文章のスタイルにどんな男女差があるのだろうか。マンハイム大学のレルヘンミュラー博士らの調査結果が英医師会雑誌『ブリティッシ…
2020年2月25日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
ツイッターが科学や研究の分野で有効活用されている。一般の人の投稿内容から、彼らの精神疾患を診断したり、自殺や事件の発生を予…
2020年1月27日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
バイオハックをご存じだろうか。生物工学(バイオテクノロジー)の技術を使って自分の身体を改造しようという試みである。こうした…
2019年12月23日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
人工知能(AI)による医療診断が発展途上国に広がりつつある。これまでAIは経済的に豊かな環境でより普及すると考えられてきた…
2019年11月25日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
エボラ出血熱のウイルスが日本にやってくる──。このニュースに不安を覚えるのはSF映画のドタバタ劇になじみすぎているせいかもし…
2019年10月28日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
ソーシャルメディアやモバイル機器は社会変容をもたらした。ここではあえてそのあしき影響に着目する。 まず従来型マスメディアが…
2019年9月30日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
8月の英科学誌『ネイチャー』で、中国の清華大学の施路平博士らが、新しい仕組みをもった人工知能(AI)を発表した。専門的にな…
2019年9月2日
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池谷裕二の闘論席
闘論席
昨年10月、クリスティーズのオークションで絵画「エドモンド・デ・ベラミー」に43万2500ドルの値がついた。予想をはるかに…
2019年7月29日
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AI創作の今=池谷裕二
闘論席
人工知能(AI)に絵を描かせたり、作曲させたりといった芸術試行は珍しくはないが、一連のAI創作でも「執筆」は異質だ。今年2…
2019年7月1日
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ネットでいたちごっこ=池谷裕二
闘論席
「鍵垢(かぎあか)」という若者独特のネット用語をご存じだろうか。「鍵アカウント」のあて字である。フェイスブックやツイッターな…
2019年4月1日
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科学的正しさと社会的正しさ=池谷裕二
闘論席
問1 電子は原子より小さい問2 大気中の酸素は植物から来る問3 天然トマトには遺伝子はないが、遺伝子組み換えトマトには遺伝子…
2019年3月4日