新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

テクノロジー 特集

前立腺がん5年生存率98% 膵臓がんは10%=下桐実雅子 がんに勝つ薬

 国立がん研究センターは9月、がん診療の中心となっている全国約250病院から集めた患者の情報を基に、2008年と09年にがんと診断されて治療を受けた約50万人のデータを分析し、5年後の生存率を公表した。5年は多くのがんで治癒の目安とされており、定期的に集計されている。ただし、診断された年が今から10年前と古いため、より新しい情報を出そうと、今回は初めて、11年の1年間にがんと診断された約30万人のデータを基に、3年後の生存率も併せて公表した。

 生存率はたくさんの患者の平均的な数字であり、個々の患者に必ずしも当てはまるわけではないが、病気の経過の見通しにはなる。がんが見つかったときの広がり具合によって生存率が大きく異なるため、進行度であるステージ(病期)ごとに生存率を出している(図1)。がんによってステージの分け方は異なるが、ステージ1(1期)は初期のがん、ステージ4(4期)は、がんが他の臓器に転移するなど最も病状が進んだ状態を指す。

残り991文字(全文1413文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事