話題の本 『もしも宇宙に行くのなら』『RE:THINK 答えは過去にある』『あと伸びする子はこんな家で育つ』『人生は胃で決まる! 胃弱のトリセツ』
有料記事
『もしも宇宙に行くのなら』 橳島(ぬでしま)次郎著 岩波書店 1900円
宇宙の旅を実現するための思考実験の本である。著者が想定するのは人工心臓を組み込んだサイボーグ、AI(人工知能)やロボット、老化しない体・心・能力を持った新種の人間。そもそもなぜ人類はそうまでして宇宙へ行くのか。資源の枯渇や変化する環境からの脱出に加え、外界を認知する能力を獲得したからにはそれを駆使してあらゆる可能性を実現する使命があると説くロシアコスミズム論まで紹介される。SF小説からの引用も多くマニアにも楽しめる。(C)
残り748文字(全文998文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める