新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

投資・運用 騒乱相場 ストラテジストの目

景気再加速で株高へ 景気循環株の反転に期待=平川昇二

ニューヨーク証券取引所のトレーディングフロアのモニターに映る米連邦準備制度理事会のパウエル議長(Bloomberg)
ニューヨーク証券取引所のトレーディングフロアのモニターに映る米連邦準備制度理事会のパウエル議長(Bloomberg)

 市場では米国景気について循環の拡大後期との見方が一般的であるが、以下の理由から現在はまだ景気循環の拡大中期に位置していると考えている。世界株価は2018年、リセッション(景気後退)前の最後の上昇相場前で起きた1989年、98年、06年のような調整を経験したものの、20年に向け再上昇することが予想される。

 現状が景気循環の拡大中期と考える第一の理由は、米鉱工業生産、在庫循環からの視点だ。図1は米在庫出荷比率と鉱工業生産前年同月比を示している。鉱工業生産前年同月比のボトムに○印を、その後、生産拡大が続き急激に悪化する直前に△印をつけると両者の期間が5年1カ月~6年に収まっていることがわかる。

残り2407文字(全文2705文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事