NY市場 FRBの金融政策に注目=櫻井雄二
有料記事
2019年のスタートはアップルの業績下方修正により、世界的な景気減速リスクや米中貿易戦争の深刻さを再認識させた。米中貿易戦争は「90日間の貿易協議期間」のため3月まで休戦だが、中国側が10大重点産業の革新的発展などを目標とした「中国製造2025」の軌道修正や米国からの輸入拡大を約束したとしても最終解決とはならないだろう。
相場の地合いを固めるためには、1月中旬から本格化する米国企業の決算発表に注目したい。中でもS&P指数の1株当たり利益(EPS)について、減税効果が剥落し米中貿易戦争の影響が強くなる19年1~3月期の見通しが重要となろう。
残り229文字(全文506文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める