投資・運用負けない投資信託2019

インタビュー 好成績投信2社に聞く「顧客本位」の本質 伊井哲朗・コモンズ投信社長

伊井哲朗 コモンズ投信社長
伊井哲朗 コモンズ投信社長

長期運用にコミット、とにかく情報開示

 金融庁が開示を求めた共通の成果指標(KPI)=25ページ参照=で、含み益の顧客の比率が高い投信会社2社にその投資哲学を聞いた。

(聞き手=村田晋一郎/下桐実雅子・編集部)

── 相場をどのように見ているか。

■マーケット参加者は弱気ムードで、世界経済の減速と企業業績の下方修正を懸念しているが、警戒が強い分、今年の相場は大きな下落はないと思っている。ただし、マーケットの質的な変化として、アルゴリズム取引やAIを使ったプログラム売買が多くなっている。下がり始めると、そのトレンドをさらに追い掛けるかたちになるので、マーケットの振幅は昨年に続いて非常に大きくなると考えている。

── 金融庁の共通KPIでは、利益を上げた顧客の比率がトップの97・7%だった。

残り1252文字(全文1595文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事