マーケット・金融マーケット総予想2019

金 上昇 米利上げに消極的 上値追う展開に=吉田哲

     米国の金融政策と金価格の関係は2008年のリーマン・ショック以降、強まっている。翌年本格的に始まった大規模な金融緩和で、金相場は一時1トロイオンス=1900ドル台へと歴史的な上昇をみせた。

     しかし、13年5月の金融緩和の終了、金融引き締め開始を告げる当時のバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を機にドル高・金安の傾向が強まり、金価格は下落・低迷期に。その後は株高も重なって「利上げができるほど米国経済は好調」として利上げ基調となり、金価格は上値を追いにくい状況が続いた。

     ところが、今年初めのパウエルFRB議長の発言に見られるように足元では利上げ姿勢を消極化させている。利上げに伴いドルで決済する個人や企業の資金調達を停滞させ、ドルで投資されている新興国から資金流出を加速させる副作用を避けるためだ。19年は上値を抑えてきた材料、つまり好調だった米国経済が弱まりつつあることを受け、金価格は上値を追う展開となるだろう。

    残り263文字(全文680文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    10月26日号

    もう会社に頼らない FIRE資産形成術16 「不安な時代」を生き抜く 経済的独立&早期リタイア ■種市 房子18 あなたはどのタイプ? 完全リタイアも副収入も 詳細解説FIRE4パターン ■横谷 聡 フルFIRE/倹約型FIRE/サイドFIRE/スローFIRE21 目指せ1億円!? FIREへの資産 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事