NY市場 金融政策面での安心感は続くか=佐々木大樹
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2月の株式相場は、年初来のテーマであった米中貿易協議の進展への期待と、米政府機関閉鎖の回避がともに好材料として働いた。これを受けて、ダウ工業株30種平均は2月の1カ月間で約1000ドル上昇して、約3カ月ぶりとなる2万6000ドル付近まで到達。昨年10月に記録した史上最高値2万6828ドルも視野に入る水準にまで回復した。
こうした動きは、年始のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言をきっかけとした金融政策面での安心感がサポート材料となっている。3月19~20日に実施される米連邦公開市場委員会(FOMC)でも政策金利が据え置かれるとの見方が優勢で、加えて年内のバランスシート正常化の終了が打ち出されるものと見られている。
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