マーケット・金融為替でわかる世界経済

割安で放置されるドル 進まない円安=高島修

    市場は2018年の米株安のショックを引きずっている(Bloomberg)
    市場は2018年の米株安のショックを引きずっている(Bloomberg)

     筆者の頭の中でドル・円相場を規定する要素は、実は三つしかない。一つ目は「日米金融政策ギャップ」、二つ目は「日本の国際収支」、そして三つ目が、市場で日々行われている「投機活動」である。投機活動は、日米金融政策ギャップと国際収支の要素で決定される為替の「公正価値(フェアバリュー)」から、市場が“逸脱する動き”である。

     ドル・円に限らず、この実勢レートがフェアバリューから逸脱する動きはマーケットでは常に発生している。市場では「ミス・プライシング」と呼ばれることもあるが、相場を見る上で、最も注意すべき要素だと筆者は考えている。

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