投資の12達人に聞く「わが運用哲学」 三菱UFJ国際投信 野崎始
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<三菱UFJ国際投信 野崎始エグゼクティブファンドマネジャー>
割安株への目配り怠らず反発に備える
運用を担当する「三菱UFJバリューオープン」の特徴は投資判断基準から実際の投資に至るプロセスが明確である点だ。具体的には時価総額と流動性を基準に選んだ1000銘柄から、財務の健全性や割安なPER(株価収益率)などを基準に400銘柄に絞り込む。そこから、2期先の予想1株利益、事業評価、経営力を基準に150銘柄に絞り、最後に個別の魅力度などを見て50~80銘柄でポートフォリオを組む。
あらかじめ設定された株価に到達したら基本的に機械的に売る。常にポートフォリオを厳格な投資基準にのっとり、銘柄を入れ替えている。一般的なファンドより規律が利いている。当ファンドに専属の9人全員がアナリスト兼ファンドマネジャーで、徹底的に議論して組み入れ銘柄を決める。
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