テクノロジースマホAIで病気を治す医療&ビジネス

「アプリ」で治す 吸いたい時にアプリが助言、禁煙意欲を維持=下桐実雅子

患者に合わせたアドバイスが届くキュア・アップのアプリ(同社提供)
患者に合わせたアドバイスが届くキュア・アップのアプリ(同社提供)

 キュア・アップが保険適用を目指す禁煙治療用アプリは、どのように使われるのか。

 禁煙外来は通常、3カ月間に5回通院する。前半は2週間に1回、後半は1カ月に1回の頻度だ。「次の通院までの1カ月は在宅での孤独な闘いだ。その治療の空白期間に、医師がアドバイスするような内容をアプリで患者に配信し、禁煙継続意欲を持続させる」と、キュア・アップの佐竹晃太CEO(最高経営責任者)は説明する。

 患者は日々、その日の気分などをアプリに記録するが、例えば、たばこを吸いたい気持ちを入力すると、「つらいですね」と共感するメッセージや、「ガムをかみましょう」「部屋の掃除をしましょう」など、その人に合わせたアドバイスが届く。

残り950文字(全文1252文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月13日号

電力が無料になる日 NTT、東電、トヨタが拓く未来14 NTT、東電、トヨタの共闘 捨てる再エネは「宝の山」■金山隆一18 インタビュー 森島龍太・電池サプライチェーン協議会業務執行理事「電池は国家のエネルギー戦略そのもの」19 電池のリユースは自動車業界の命綱■藤後精一20 EV電池の送電接続こそ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事