変調!ホテル市場 ブランド力で課題残る日本のホテル=澤田竜次
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2018年はインバウンド(訪日観光客)旅行者が3000万人を超え、フランスやイタリアなどの主要観光国と肩を並べるレベルまでに成長した日本。国内外の高級ホテルチェーンが観光地でしのぎを削っている。しかし、日本のホテルは世界的に名だたる外資系ホテルと比べ、認知度やブランド力で大きな格差が残っているのが現状といえる。
欧米の主要な高級ホテルチェーンで有名なのは、ヒルトングループ、マリオット・インターナショナル、フォーシーズンズなどで、いずれも日本に進出済みだ。これらは過去数十年にわたり、世界的なホテル競争にさらされる中で、徹底的にブランドを磨き、顧客基盤を拡大し、世界レベルで選ばれるホテルに進化してきた。その高いブランド力を求めて日本国内においても、ホテルオーナーが日本ではなく、世界的なホテルチェーンと運営委…
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週刊エコノミスト
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