桑子かつ代/白鳥達哉
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編集部から
技術の進歩が速すぎる。1年前の世界最高レベルが急成長中の次世代にもう追い越された。IT業界の話ではなくて、女子フィギュアスケートだ。17歳のロシア人、金メダリスト選手が現役引退だの、活動休止だの、スケートファンの間で話題がもちきりだ。
台頭した世界トップ級の選手は15歳や16歳。3回転半ジャンプ、次は4回転と技術がより高度化するたびに演技得点が上がる。回転数を競うには、小柄で低体重、幼い選手のほうが体形的に有利だ。幼い選手たちはじっくり、ゆっくり練習できるんだろうか、スケート以外の時間を楽しむ余裕はあるのかと心配だ。余計なお世話かもしれない。
見ているファンの心をつかむのは高速回転ジャンプだけでなく、流れるようなスケートの滑り、音楽との一体感、演技中の表情などたくさんある。長い選手人生を送ってほしい。
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週刊エコノミスト
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