広州 中国版スタバが粉飾決算=河野円洋
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米ナスダック上場の新興コーヒーチェーン「瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)」は4月2日、2019年第2~第4四半期に、22億元(約339億円)の粉飾があったと発表した。同社は「中国版スタバ」の異名を持つ、近年に急拡大を遂げた企業だが、現地メディアによると、米当局からの高額な罰金や投資家からの集団訴訟により、破産は免れないとの見方が強い。
瑞幸珈琲は、大手レンタカーサービス「神州租車」の創設者グループが主となり、17年に設立。店舗運営・顧客情報のIT化、クーポン配布による常態的な無料化・割引、急速な店舗数増加による市場獲得などで売り上げを拡大。19年5月にナスダックに上場を果たし、19年末時点での店舗数は4507店となっている。
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週刊エコノミスト
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