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教養・歴史 闘論席

古賀茂明

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

 PCR検査、軽症者・無症状者隔離、医療用具確保など、全て2月から提起されていた課題なのに、新型コロナウイルス対策が後手に回ったのは、日本が他から学ぶ謙虚な姿勢を持てなかったことが大きいのではないだろうか。とりわけ、政府も東京都も、中国、韓国、台湾などをバカにしていたのではないか。「中国と医療先進国の日本は全く違う」「韓国も遅れているからあんなに感染が拡大している」とあざ笑い、台湾のことは気にも掛けなかった。

「日本の医療と科学技術の水準は世界最高。日本人はきれい好きで手洗いもマスクもする。民度が高いから心配はない」とたかをくくっていたのだ。

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