コンビニ・スーパー 顧客やAIが商品読み取り 「人手不足対応」が奏功=名波義久
有料記事
スーパーやコンビニなどの小売り各社は、無人レジなどの導入で、非接触化の動きを加速させている。
大手スーパーのイオンは3月から、レジに並ばない買い物スタイル「レジゴー」を一部店舗で本格稼働させた。顧客は店舗の入り口で貸し出し用専用スマートフォン(写真・上)を手に取り、顧客自身が商品をスキャンする。精算時は専用のセルフ精算レジに表示されたQRコードを読み込んで買い物情報をレジに送信、電子マネーやクレジットカードなどで決済する。5月15日オープンの「イオンスタイル有明ガーデン」(東京都江東区)では、すでに「レジゴー」の利用率が3割に達し、関心の高さがうかがえる。
コンビニ各社ではキャッシュレス専用セルフレジの導入が進む。ローソンは昨年11月に有人レジをセルフレジに切り替えられるPOSレジの全店導入を完了。混雑時に3台のうち1台をセルフに切り替えるなど店が自由に判断できる(写真・下)。2月末時点で切り替えを活用するのは約1万4000店のうちの1800店に過ぎなかったが、「非接触」の需要が高まると急増し、現在は約7500店でセルフレジが稼働する。同社はキャッ…
残り759文字(全文1241文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める