投資・運用非接触ビジネス

米国 デート、フィットネス 急騰する非接触銘柄=菊地正俊

非接触の出会いが増えそうだ(ティンダーのアプリ)(Bloomberg)
非接触の出会いが増えそうだ(ティンダーのアプリ)(Bloomberg)

 新型コロナウイルス感染拡大をきっかけとして、日本で最も有名になった米国企業はズーム・ビデオ・コミュニケーションズだった。しかし、米国には他にも「ウィズコロナ」「アフターコロナ」企業が多数ある。

「ティンダー」などのアプリを運営する「マッチ・グループ」は、ビデオデートの需要が増えたとして、2020年1~3月期の売上高は5・4億ドル(約580億円)に達し、2桁の増収増益だったと発表した。アプリやオンラインの継続使用やサービスで課金し、不審ユーザーの排除など安全性に配慮している。米国では従来からオンラインマッチングは浸透していたが、外出自粛などの影響から利用者が増えた。

 オンライン教育も広がるだろう。上場企業としては「2U」が大学向け、「チェグ」が主に中高校向け、とすみ分けている。チェグの20年1~3月期の売上高は前年同期比35%増の1・3億ドル(約140億円)。IR資料によると、390万人のサブスクライバー(有料課金加入者)がいる。

残り608文字(全文1028文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事