後期授業の行方 「全面対面」は全体の2割弱 オンライン主体は変わらず=編集部
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9月下旬から、多くの大学で後期授業が始まった。文部科学省の調査によると、ほぼ全ての大学が対面授業を実施予定とするものの、「全面対面」は全体の2割弱にとどまる。「対面と遠隔の併用」が8割で、そのうち約7割は対面の割合が全体の半分以下だという。
緊急事態宣言が明け、小中高校で通常の授業が再開される中、対面授業への切り替えにちゅうちょする大学に対し、社会の厳しい目が注がれてきた。
日本私立大学連盟の坂下嬢子事務局長は「どの大学も、対面授業を増やしたいと思っている。だが学生はアルバイトもするし、課外活動も活発だ。クラスターの発生リスクが中学高校とは比べものにならないということを理解してほしい」と憤る。
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週刊エコノミスト
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