自宅に節税ビル「78歳の相続対策」コロナ禍の不安
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駅から10分圏内の好立地に不動産を所有しているYさん(78)は相続対策を検討している。悩みの種は、不動産が保有財産の9割超を占めており、金融資産が少ないことだ。このままで、自分が亡くなれば、子供たちは納税資金が不足してしまう。
不動産売るには忍びない
不動産は親から相続したもので、商店街のメイン通りの周りにまとまった面積の貸地がある。将来の納税資金を捻出するために売却するという手もあるが、親からせっかく引き継いだ不動産を売るのは忍びない。一帯には再開発計画が持ち上がっており、その実現のため、ぜひ残しておきたいという思いもある。
どうするか。そこで考えた相続対策が、自宅の土地の活用だ。
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週刊エコノミスト
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