パナソニック社長交代と組織再編で“巨象は踊る”か?
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パナソニックは、リーマン・ショック以降、一時は業績が回復したものの、最近はライバルのソニーや日立製作所に比べると業況がよくない。そんな中、パナソニックは2021年6月に社長兼最高経営責任者(CEO)が交代し、22年4月にカンパニー制からホールディングス(持ち株会社)制へ移行すると発表した。
なぜ、この時期なのか。勝算はあるのか、考えてみたい。
まずはタイミング。一般的に日本企業の改革は、米国企業のように雇用調整をドラスティックにできないため、息の長い改革にならざるを得ない。
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週刊エコノミスト
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