建て替えの決断!星野リゾート代表が大事にしたこと
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社長就任から5年後の1996年、星野さんは創業の地、長野・軽井沢で「星のや軽井沢」の建設に向け構想を練り始めます。先代から引き継いだ温泉旅館を建て替える一大事業に踏み出すにあたり、星野さんは何を考えたのでしょう。
星野佳路の家業のメソッド
建て替えには、相当な費用が見込まれましたが、周囲の反対はありませんでした。私が反対なんて許さなかったこともありますが、反対する雰囲気自体がなかったと思います。
というのは、当時はウエディングの「ブレストンコート」もなければ、立ち寄り温泉施設「トンボの湯」もなく、あるのはボロボロの温泉旅館だけで、新入社員たちは古く狭い客室にお客さまを案内するのを嫌がっていました。
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週刊エコノミスト
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