冨山和彦氏が断言「再編は時代遅れの特効薬幻想」
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最近、金融機関や航空会社、さらには中小企業全体を巡って「再編」という言葉が飛び交っている。いわく「需要減少に対応するには企業数を減らすべきだ」「企業規模を大きくすれば生産性が上昇する」などなど。
当方、仕事柄、我が国でこの20年間にわたり最も多くの再編に関わってきた一人だが、世にいう「再編論」は今どきの産業実態においては意味を失っている話が少なくない。
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週刊エコノミスト
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