教養・歴史アートな時間

美術 トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション=石川健次

アンリ・マティス≪待つ≫ 1921~22年 愛知県美術館蔵
アンリ・マティス≪待つ≫ 1921~22年 愛知県美術館蔵

西洋美術作品の豊かなリソース ポストコロナを彩る示唆にも

 この小稿を書こうとパソコンをオンにした時、届いていたメールに「またか……」と気分が沈んだ。今春、東京・六本木の国立新美術館で開催予定の「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」が中止になったという連絡だった。理由は「新型コロナウイルス感染拡大に伴い、バチカンからの作品輸送が困難なため」だ。

 感染拡大で昨年、多くの美術館が長期に休館を余儀なくされたのは記憶に新しいだろう。美術館では今、活動継続のために日時指定制の導入や検温、消毒の徹底などさまざまな工夫、努力が続けられている。しかし、拡大防止のため人やものの移動が大幅に制限されるなか、「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」のように海外から作品を借りて開く大型展の開催が難しいのは否めないだろう。

残り1013文字(全文1364文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

8月23日号(8月16日発売)

電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事