ホテル不調でも市場大崩れせず/81
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足元の住宅市場は絶好調。新築、中古、マンション、一戸建てとも順調な売れ行きだ。コロナショックで日経平均株価は昨年、一時1万6000円台に落ち込んだものの、今年に入り2万8000円台となり、3万円台をうかがう勢いとなっている。住宅市場も似たようなものだ。景気指標が悪く、今後も低空飛行が見込まれる中、株式や不動産、そして仮想通貨が上昇を続けている。
1990年代初めのバブル崩壊や2008年のリーマン・ショックと、今回の状況が決定的に異なるのは、金融機関による貸しはがしがなく、金融システムも破綻していないということだ。例えば、リーマン・ショック時には株価が大暴落して不動産も売れなかった。新築マンションのデベロッパーが手持ちのマンションを投げ売ったものの資金繰りがつかず、複数のデベロッパーが破綻した。中古マンション市場にも波及した。しかし、今回…
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週刊エコノミスト
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