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コロナ制圧の「切り札」 ワクチンパスポートの世界標準に 「中銀デジタル通貨」の技術=大堀達也

    ワクチンの効果を高めるには接種履歴を記したワクチンパスポートと、それを基にしたデータの蓄積が重要だ(Bloomberg)
    ワクチンの効果を高めるには接種履歴を記したワクチンパスポートと、それを基にしたデータの蓄積が重要だ(Bloomberg)

     新型コロナウイルス対策の「切り札」として、「ワクチンパスポート」の導入が世界で始まりつつある。ワクチンパスポートとは、ワクチンの接種履歴やPCR検査履歴の記録で、例えば海外渡航の際にワクチンパスポートの確認を課し、条件を満たせば移動できる仕組みだ。

     しかし、今のところワクチンパスポートは、発行国内か互いにパスポートを有効とするなどの取り決めを交わした国同士でしか使えない。また、英国のようにワクチンパスポートが紙製のカードで、ワクチンの種類や接種日を手書きで記入するタイプの場合、容易に偽造できてしまう問題もある。

     ワクチンパスポートに求められているのは、国際標準規格と、接種履歴から虚偽記載を排除する「真正性」だ。それには医療機関と連携して接種記録を本人確認とともにデジタルデータとして残すことが不可欠だ。

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