資源・エネルギー注目の特集

サイバー攻撃 狙われた米最大の石油パイプライン 身代金獲得で高度化する「ウイルス」=岩田太郎

    ハッカー攻撃を受けたコロニアル・パイプライン社の石油タンク(アラバマ州) (Bloomberg)
    ハッカー攻撃を受けたコロニアル・パイプライン社の石油タンク(アラバマ州) (Bloomberg)

     米国最大の石油パイプラインを運営するコロニアル・パイプラインが5月7日、ロシアを拠点とするハッカー集団「ダークサイド」のランサムウエア(データを暗号化し復旧の身代金を要求するウイルス)によるサイバー攻撃を受け、全パイプラインが操業停止に追い込まれた。

     コロニアル・パイプラインは、米東海岸で消費されるガソリンやディーゼル燃料、ジェット燃料などの45%を供給する全米最大の基幹インフラだ。パイプライン網は南部テキサス州から東北部ニュージャージー州までを結ぶ約8850キロに及ぶ(図)。

     1日で約3・8億リットルが輸送されるパイプラインが1週間以上止まれば、燃料不足や価格急騰など、供給地域5000万人以上の市民生活に深刻な影響が及ぶことが懸念されたが、5月10日には一部区間が再開、14日までに運転を実質的に再開できる見込みであることが発表された。

    残り815文字(全文1189文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月22日号

    EVと再エネ 儲かる金属14 日米欧中の電池大争奪戦 政府と企業の胆力が試される ■金山 隆一18 レアアースのネオジム 双日が豪ライナスに出資 ■小田切 尚登/編集部19 ネオジム磁石 大同特殊鋼とホンダが独自開発 ■編集部20 株価急騰 EVで注目の海外企業はこの5社 ■編集部21 銅 「新しい [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事