国際・政治深層真相

炭素税巡り経産・環境省の攻防激化

炭素税で財源狙う財務省 劣勢の環境省が異例人事

 石油や石炭など炭素を含む燃料の消費に課す「炭素税」を巡り、環境省と経済産業省の水面下の攻防が続いている。

 両省は7~8月に相次いで中間報告をまとめたが、経産省が企業の自主的取り組みをベースとした「炭素削減価値取引市場」の創設を打ち出したのに対し、環境省は具体的な制度案を提示できなかった。同省は炭素税と義務的な排出量取引制度の導入を目指していたが、企業負担…

残り304文字(全文506文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事