新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online グラフの声を聞く

量的緩和の「寿命」はあと半年から1年

量的緩和の間は株価は堅調に推移=市岡繁男

 米連邦準備制度理事会(FRB)は毎月1400億ドル(約15兆円)の米国債や政府機関債を購入している(量的緩和政策)。銀行などはその売却代金を主に短期金融市場で運用しているが、あまりに多額で短期金利はマイナスになる寸前だ。それでは困るのでFRBは連日1兆ドル以上の資金を吸い上げている(リバース・レポ)。

 だったら量的緩和を縮小(テーパリング)したらよいと思うのだが、パウエルFRB議長は長期金利の上昇と、それに伴う株価下落を懸念しているようだ。議長には2018年12月の利上げで株価が急落したトラウマがあり、利上げはもちろん、テーパリングもやりたくないのだ。

残り290文字(全文590文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事