経済・企業

アフターコロナの注目企業

コロワイド 増資で傘下を補強、回復軌道へ

 居酒屋を主体とした外食チェーン。「甘太郎」「北海道」などを運営。M&A(合併と買収)に積極的で、焼き肉「牛角」などを展開するレインズインターナショナル(レインズ)、回転ずし「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイトが傘下。定食「大戸屋」の運営会社も買収した。

 多様な外食業態を展開していることが、新型コロナ感染拡大では強い逆風となっている。テークアウトの強化や不採算店の閉店などで2022年3月期の第1四半期は12億円の黒字を確保(前年同期は54億円の赤字)。9月払い込みで1000万株の公募増資(ほかに追加売り出しあり)を実施した。

 いち早く資金調達できたことは強みといえる。ワクチン接種やワクチンパスポートなどの支援策が進めば、いち早く回復軌道に乗る可能性が高い。

残り1117文字(全文1468文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事