経済・企業THE MARKET

今週のポイント 米国GDP(10月28日) デルタ株の影響で成長鈍化=窪谷浩

 10月28日に米国で2021年7~9月期のGDP(国内総生産)が公表される。米国経済は今年に入ってから個人消費主導の堅調な景気回復が続いたが、7月以降はデルタ株の拡大に伴い新型コロナウイルスの感染者数が大幅に増加しているため、経済への影響を見極める上で注目される。

 21年4~6月期を振り返ると、実質GDP成長率は前期比年率6.7%増と前期の同6.3%増並みの堅調な伸びを維持した。需要項目別では住宅投資が同11.7%減と4期ぶりにマイナスに転じた一方、設備投資が同9.2%増と好調を維持したほか、個人消費が同12.0%と2期連続で2ケタの…

残り407文字(全文678文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事