新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

金 金利上昇で当面は逆風=鈴木直美

 金は「インフレヘッジに適した商品」だが、「金利上昇に弱い商品」でもある。足元のインフレ加速の中で金に対する強弱感が入り交じっている。

 金は11月10日に発表された米国の10月分消費者物価指数(CPI)が6%台に乗せた際は、上値を試したが、インフレの加速は金融引き締め前倒しの観測を生み、金価格の上昇も短命に終わっている。

 バイデン米大統領のパウエル議長の再任見込みなどで、金融市場は米連邦準備制度理事会(FRB)による早期の資産買い入れ縮小加速と、2022年中の複数回利上げを織り込み、金相場は急反落している。その後、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の出現で、FRBの利上げ観測が揺らぐと、金価格は下げ止まったが、資金逃避のための金買いは限定的だった。「オミクロン株」が米利上げや金相場にどう影響するのか、まだ…

残り81文字(全文442文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事