東芝3分割に大株主が反発、「あえて否決」提案の奇策も
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東芝3分割に株主反発 「あえて否決」の提案も
東芝が打ち出した「会社の3分割案」に対し、東芝の大株主でシンガポールの資産運用会社、3Dインベストメント・パートナーズが強く反発している。3Dが繰り出したのは、東芝に臨時株主総会の招集を請求したうえで、3分割計画の実施を定款に盛り込むよう要求する異例の株主提案で、臨時株主総会であえて否決することで3分割案を事実上、葬り去ろうという狙いだ。
東芝は2023年度下期を目標に、インフラとデバイスの二つの中核事業を、それぞれ新規上場会社としてスピンオフ(分離・独立)し、東芝を含めて独立した三つの会社へと再編する方針を示している。3Dはこの方針に対し、東芝が抱える根本的な問題の解決にはつながらず、「小さな東芝」を三つ生み出すことになると批判する。
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