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資源・エネルギー 深層真相

いくら補助金を投入してもガソリン価格は下がらない

補助金ほど下がらない ガソリンの小売価格

 原油価格高騰を受け、政府は1月27日から、石油元売り会社に対し、卸売価格で1リットル当たり5円を上限とするガソリン補助金を支給している。また、自民党からの提言も受け、政府は1リットル当たり25円前後まで上限を引き上げる検討をしている。ただ、消費者の手元に届く小売り段階では、補助金の額ほど価格は下がらないというのが業界の常識だ。

 1リットル当たりのガソリン小売価格(全国平均)が170円を超えると支給される補助額は当初、1リットル当たり3・4円だったが、ウクライナ情勢などによる原油価格のさらなる高騰で、2月3日には同3・7円に増額。2月10日からは上限5円の支給が続く。それでも価格上昇は止まらず、2月14日時点では1リットル当たり171・4円と6週連続で値上がりした。

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