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少子化の台湾で新生児数を上回る“毛のある子ども” 井上雄介

「身分証」が発行されたペットの犬。写真入りで飼い主心をくすぐりそうだ(台北で4月、共同通信)
「身分証」が発行されたペットの犬。写真入りで飼い主心をくすぐりそうだ(台北で4月、共同通信)

 少子化が続く台湾で、ペットの犬や猫の数が人間の赤ちゃんの数よりも10万以上も上回り、両方の差が過去最大になった。2023年時点の新規登録の犬や猫は23.2万匹で、新生児は約12.6万人だった。台湾では犬や猫は「毛のある子ども」としてかわいがられており、ペット熱は今後も盛り上がりそうだ。

 動物保護団体によると、犬猫のペット数は20年に子ども(15歳以下)の数を初めて超え、新生児との差も年々開いている。台湾農業省によると、23年のペッ…

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