国際・政治 ワシントンDC

大麻 ミシガン州でも嗜好目的使用が合法に=中園明彦

 11月6日、米国で中間選挙が実施された。米国では、公職選挙を行う「選挙の日」を2年ごとの11月の第1月曜日の次の火曜日としており、この日に州知事・議会選挙や住民投票も実施する。今回の中間選挙日にも各州でさまざまな住民投票を実施した。その中には、大麻(マリフアナ)の合法化を問う住民投票もあった。

 今年10月、カナダが国として大麻の嗜好(しこう)利用の合法化を決めた。完全合法化はウルグアイに次いで世界で2例目。世界で大麻が合法化されている都市は多いが、実は国レベルでは2カ国を除いて禁止されている。

 大麻合法化議論は大きく(1)罰則規定の軽微化や起訴猶予 、(2)医療目的での合法化、(3)嗜好目的での合法化、という段階に分かれている。

残り1144文字(全文1463文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事