週刊エコノミスト Online挑戦者2019

松本隆一 CBcloud・CEO 軽貨物事業者の収入アップを

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズをはじめ、「人を運ぶ」配車アプリが活況の中、個人事業主の軽貨物車向け配車サービスを手掛ける。仕事を得やすいと登録者は増え続けている。

(聞き手=藤枝克治・本誌編集長/構成=米江貴史・編集部)

 インターネットを通じ、急に荷物の発送が必要になった荷主と、引き受けてくれる軽貨物事業者とをつなげるプラットフォーム(基盤)「PickGo」を運営しています。

 国に届け出た個人が運営する軽貨物車は全国に26万台と言われています。受注の構造は大手運送業者の下請け、同業者の孫請けなど多重です。配送の依頼があっても電話を取れなければ、次は依頼されないともいいます。そうして荷物を運んでも30~40%はマージンで引かれ、収入はわずかです。そのような状況の改善を目指して事業を始めました。

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