国際・政治 ワシントンDC

エネルギーの「独立」と「支配」 トランプ政権が目指す先は=川上直

式典で、再選の暁には「周辺インフラを整備する」ともアピール(Bloomberg)
式典で、再選の暁には「周辺インフラを整備する」ともアピール(Bloomberg)

 トランプ米大統領は5月14日、南部ルイジアナ州にある液化天然ガス(LNG)の生産設備を訪れ、従業員らを前に演説を行った。3系列ある生産設備のうち第1系列の生産が開始されることに合わせたもので、大統領は自身の政策によりエネルギー産業が発展し、大規模な雇用の創出につながっていることを聴衆にアピールした。

 このプロジェクトは、米国内で産出されるシェールガスなどを液化して輸出するもので、3系列合計すると、年間約1500万トンのLNG生産能力を有する。米国有数の大規模プロジェクトで、複数の日本企業が出資している。LNGの一部は日本に輸出される。

残り1040文字(全文1311文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事