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急変不動産1 Jリートは割安 有望は高配当ETF ホテル・オフィス失速=関大介

五輪需要が期待されていたが……(東京・台場)
五輪需要が期待されていたが……(東京・台場)

 東京湾岸エリアの大型ホテル「ヒルトン東京」などを保有するジャパン・ホテル・リート投資法人(JHR)は3月25日、2020年12月期の業績予想を「未定」に修正した。五輪延期だけでなく、新型コロナウイルスの影響によりインバウンド(訪日客)などの宿泊需要が急減したためだ。

 JHRを含めホテル系銘柄は、ホテルの収益によって変動する支払い賃料の営業収益(売上高に相当)に占める割合が高い。このため日本版不動産投資信託(Jリート)の中ではホテル系銘柄は収益変動幅が大きい分野だ。新型コロナウイルスの影響がJリートの業績に既に悪影響を与えている端的な事例と言える。

 Jリート価格(株価)にも悪影響が出ている。19年以降の価格は、米国債利回りの低下により、利回りを求める投資家層の拡大で上昇してきた。代表的な東証REIT指数は20年2月20日にはリーマン・ショック後の高値2250ポイントを付けた。

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