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《中国株》ハイテク株が持ち直す 李燕

 MSCI中国指数は6月中旬に200日移動平均線を回復した後、再び下落した。中国経済をめぐる不透明感が相場の重しとなった。

 7月に入ってからはハンセンテック指数の回復が目立った。アリババ集団、騰訊控股(テンセント)、百度(バイドゥ)などのネット大手、上海蔚来汽車(ニオ)や理想汽車(リー・オート)などの新興電気自動車(EV)銘柄が買われた。

 アリババ傘下の金融会社、アント・グループを巡る規制の不透明感が払拭(ふっしょく)したことや、李強首相による支援表明がネット大手株の好材料となった。新興EV銘柄は販売回復が続くという期待が株高につながった。

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