経済・企業 挑戦者2018

データとAIで“物流危機”と戦う 上ノ山慎哉 スタークス社長 

上ノ山慎哉 スタークス社長
上ノ山慎哉 スタークス社長

 購買データと人工知能(AI)による需要予測を武器に、ネット通販などを手掛ける「Eコマース(電子商取引=EC)事業者」の物流コストを削減するプラットフォーム「クラウドロジ」を展開する。現在、国内数百社が利用している。

 2012年に28歳で起業しました。きっかけは11年の東日本大震災です。「自分だっていつ起業に挑戦できなくなってもおかしくはない」と思いました。

 どの分野で起業するか決めかねていた時、ある起業家の先輩からソフトバンク創業者の孫正義さんが28歳の時に行った講演のCDをもらいました。「経営者の仕事は、成長市場でシェアナンバーワンが狙え、かつ情熱を傾けられる領域を“土俵”に選ぶこと」という孫さんの言葉に強い説得力を感じ、最終的に選んだ土俵がECの「発送・配送」でした。

残り1185文字(全文1526文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事