投資・運用 特集

12億円もかかったタワマンの大規模修繕金

タワーマンションの“難題” 大規模修繕に「12億円」 大幅な積立金の引き上げも=米山秀隆

 近年、タワーマンションが数多く建設され、今後の供給計画も後を絶たない。不動産経済研究所によれば、2018年以降に完成予定の超高層マンション(20階建て以上)は294棟・10万8757戸(18年3月末時点)に上る。うち都区部での供給計画は123棟・5万5570戸に達し、戸数ベースで51%を占める(表)。20年の東京五輪・パラリンピックの選手村にも、大会後、超高層マンションが建つ。

 超高層マンションは、1976年竣工の与野ハウス(埼玉県さいたま市)が最初で、その後、供給はあまり増えなかったが、00年前後から都市再生の波に乗り、規制緩和の効果もあって急速に供給が増えた。

残り2138文字(全文2468文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月28日号

バイオ製薬最前線 肥満 がん 認知症第1部 創薬テーマ編肥満14 画期的な減量効果の治療 ノボ、リリー2強が世界席巻■中桐成美/中西拓司17 内臓脂肪減少薬 大正製薬が「アライ」発売 吸収抑えて25%を排せつ■中西拓司19 米国の現実 成人の「4割超」の深刻 国防にも影響するレベル■岩田太郎20 体 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事