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ラグビーW杯 新規インバウンド商機あり 40万人に郷土を売り込め=小島清利

ニュージーランドを相手に健闘する日本のFW リーチ・マイケル(手前)
ニュージーランドを相手に健闘する日本のFW リーチ・マイケル(手前)

 ラグビーワールドカップ2019組織委員会は、新日本有限責任監査法人の協力で、日本国内への経済波及効果を約4300億円と試算した。

 経済波及効果の内訳は、スタジアムなどインフラ整備費用、大会運営費用、国内客・訪日外国人観光客による消費を含む直接効果が約1917億円。日本のサプライチェーン(供給網)全体を通じた需要拡大を含む第1次間接効果が約1565億円、雇用増加に伴う消費拡大など第2次間接効果が約890億円となっている(表1)。

 大会の有益な遺産の継承を担う組織委員会レガシー局の本田祐嗣部長は「経済効果を実現するための条件として、訪日外国人観光客に対し、魅力あるツーリズムを提供できるかが重要だ」と話す。

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