週刊エコノミスト Online 2019年の企業人事早耳情報

製薬 大塚製薬の次期社長 井上専務が有力候補

 大塚ホールディングス(HD)では、グループ中核の大塚製薬次期社長人事に注目が集まる。現在、大塚HDの樋口達夫社長(68)氏が大塚製薬社長を兼任しているが、あくまで緊急避難的なものだ。08年、樋口氏のHD社長就任に当たり、大塚製薬の専務執行役員だった岩本太郎氏が社長となったものの、在任中の15年に急逝。樋口氏が社長を兼任してきた。

 この人事があった15年、最盛期に6500億円超の売り上げがあった抗精神病薬エビリファイの特許が米国で失効、売り上げが急降下し始めた。しかし、新薬群の成長や、もう一つの大黒柱である清涼飲料水ポカリスエットなどを扱う事業のコスト削減などが寄与。17年12月期は2期ぶりの増収増益で、大塚製薬トップの交代の可能性は十分ある。

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