投資・運用 負けない投資信託2019

インタビュー 好成績投信2社に聞く「顧客本位」の本質 中野晴啓・セゾン投信社長

中野晴啓 セゾン投信社長
中野晴啓 セゾン投信社長

「買って持ち続ける」ため直販にこだわる

 金融庁が開示を求めた共通の成果指標(KPI)=25ページ参照=で、含み益の顧客の比率が高い投信会社2社にその投資哲学を聞いた。

(聞き手=村田晋一郎/下桐実雅子・編集部)

── 業界の状況をどう見るか。

■金融庁は顧客本位の業務運営を求めているが、その重要性や本質的な意義を理解したうえで、実践していこうという会社は多くない。毎月分配型ファンドを一切売らないという銀行もあるが、本音は「金融庁が顧客本位でないと言ったから」だろう。業界全体の取り組みはいまだ表層的というのが、率直な2018年の総括だ。

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