投資・運用 5Gで上がる日本株

検査・製造装置 アンリツ・santec 高技術力で需要拡大=編集部

 電子計測器のアンリツは無線通信を中心に、機器が正常に動作するかを検査する機器を製造・販売する。基地局などのインフラ向けも手掛けてはいるが、事業の中心は半導体メーカー、端末メーカー、通信事業者向けに端末や半導体が動作するかを検査・計測する機器だ。

 同社は4月22日、米半導体大手クアルコムに5Gスマートフォン用のモデム(デジタル信号の変調・復調装置)半導体のテスト用機器・システムを開発し、同社に提供すると発表した。スマホ用モデムチップでは世界トップメーカーの開発に携わるとあって、アンリツの技術力・ブランド力を印象付けた。

 同社は、2010年代前半の4G拡大期のように、通信規格が変わると業績が向上して株価も上がり、規格更新が済むと業績も一服感が出る、あるいは落ち込むという、典型的な無線通信銘柄だった。

残り935文字(全文1288文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事