投資の12達人に聞く「わが運用哲学」 コモンズ投信 伊井哲朗
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<コモンズ投信 伊井哲朗社長>
“30年目線”で企業の強さ見極める
個人の長期の資産形成に役立つ長期投資のファンドを作ろうと11年前に会社を立ち上げた。
平成元年から平成31年4月まで東証に一貫して上場していたのは1287社。この間、日経平均株価は26%下落した一方、時価総額を5倍以上に増やした銘柄が64社ある。最大は日本電産の68倍だ。
例えば、早い時期に日本電産に投資できた人がいたとしても、株価が倍になった時点で売ってしまった可能性もある。30年間には相場の大暴落が何度もあり、長期間保有し続けることは難しい。したがって、企業の成長を全部取ろうとした場合、長期投資できるかどうかが極めて重要になる。
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週刊エコノミスト
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